【義務の放棄と動物虐待 アメリカ名物裁判官の判決】

アメリカ、オハイオ州の「マイケル・チコネッティ」さんは、ユニークでわかりやすい判決を下すことで注目を集めている名物裁判官です。

アリッサは飼い犬のムースを1週間放置していました。ゴミの山のような家で見つかったムース。彼女は非を認めましたが、「でも一週間だけだった」と、状況を理解しません。水も食料もなく極度の脱水症状であり、助けに来た職員にすら怯えていたのだとか。やせ細ったムースは餓死寸前、痛々しく見るに堪えない状態。

『義務の放棄と動物虐待』の罪を犯したアリッサに対し、マイケル裁判官は2つ選択肢を与える判決を下しました。 『90日間、刑務所に行く』or『ゴミ収集場の一番悪臭のする場所で、8時間、犬がどんな気持ちだったのかを考える』

アリッサは即答で「ゴミ処理場」を選びました。

日本では、過去の判例に基づいて罰がくだされますが、再犯率は平成16年から右肩上がり。

しかし、このマイケル裁判官の判決を受けた者の再犯率が、全国平均から比べて低いことからも分かるように、この方法は非常に有効なようです。社会全体のことを考えると、以前からの判例に従うだけでなく、被告にとって何が一番必要なのかを考える事が大切なのかもしれません。

▲youtubeより 動物虐待したことを悪びれもしないアリッサ

▲ここにムースが飲まず食わずで放置されていました

▲すぐに終わると思っていたゴミ処理場での刑の時間。ここは息をするのも辛いほどの悪臭地獄でした。

過酷な状況に、1時間も経たずしてギブアップしたアリッサは泣きながら

『刑務所の方が良かった』と話し、ムースがどれだけ悲惨な状況に置かれていたかを、身をもって体験し、深く深く反省したそうです。

▲裁判の様子が公開されています。

▲判決を下した名物裁判官マイケルは大の愛犬家。

この判決以降、アリッサはムースへの虐待を止め、現在では、信頼関係を取り戻すべく、ムースに愛を持って接しているそう。

本人が犯罪を繰り返さないよう相手の気持ちになり反省し、再犯防止に努められるような柔軟な判決を下すマイケル裁判官。

マイケル裁判官は、このほかにもライフジャケットの着用をせずにグランド・リバーをいかだで渡ったとして、緊急時の違法行為で起訴されていたグレース・ナッシュ(20歳)とブルース・クローフォード(22歳)の2人を「刑務所に入る」or「公共の場で恥をさらす」という刑を選択させ、2人は後者を選びました。

その結果、2人は国際料理イベントで午後3時から5時までの間、水着の上にライフジャケットを着用し、子供用プールの中で水の安全について書かれた文献を配りました。

▲ジロジロ見られて恥ずかしい刑です。

ただ、刑務所に入ることを命じるだけではなく、本人が深く反省し、かつ、一般市民への啓蒙にもなる判決を下しているそうです。

情報元

動物虐待アリッサ:https://www.youtube.com/watch?v=pZSTu98-Cus

ライフジャケット:http://arbroath.blogspot.jp/2011/05/judge-sentence...

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