【防災の日 自分で備える!守る!〜多頭飼育、大型犬、動物たちと避難するには〜】

9月1日は防災の日。近年、災害は多岐にわたり、近年甚大な被害をもたらすものも多くなりました。地震、大雨、暴風、竜巻、集中豪雨、土砂災害、落雷、竜巻、大雪、火山噴火、テロ・武力攻撃、感染症、原子力発電所の事故….動物を家族にすることを選んだ私たちは、行政の指示を待つばかりではなく、いち早く、自分の責任において大切な家族を守らなければなりません

災害はある日突然、やってきます。備えは常日頃から行わなくてはなりません。過去の事例を見ても、動物に関して日本はまだまだ救済措置が取られるまで時間もかかり、十分とは言えない現状です。さらには、国や行政機関が麻痺した場合、避難所までの道路が土砂崩れなどで閉鎖された場合「避難所に入れない、同行避難ができない」などとは言っていられないのです。復旧まで、救助が来るまで、しのげるだけの備えは自分で準備しなければならないこともあるでしょう。

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実際に先日、2017年8月25日深夜、米南部テキサス州を直撃した大型ハリケーン「ハービー」が引き起こした洪水では、避難を強いられた住民の多くは、犬や猫、鳥などのペットを連れて逃げたが、避難所でペット受け入れが拒否されるなど混乱。

▲現地の動物保護施設Tall Tails Rescueでも浸水し、全頭レスキューまで時間がかかった。これが小型犬なら立っていることができていないだろう。※情報元http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/08/...

洪水や通行止めのため、動物救助グループの多くも被害を受けた地域に行くことができていないといった状況が続きました。

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■動物の多頭飼育、大型犬飼育者、エキゾチックアニマル類(ワニなど)、動物保護関係者、シェルター運営者、動物関連店舗....

多くの命を抱える人は、多くの市民が押しかける避難所に全ての動物たちを連れて行くことは現実、難しいでしょう。行政の最新防災マニュアルを見ても、ペットの世話に関しては「避難所のルールに従って飼い主が責任を持って世話を行う」と記載があります。

そう、私たちが選んだ動物との暮らしは自己責任という問題が付きまといいます。

また動物と一緒に避難が可能になり、集団生活になった場合、日常生活とは違う環境になった事で、動物たちの心理状況がかわり、普段おとなしかった子でも、吠えや落ち着かない、食欲が落ちるなど、「うちの子は大丈夫」という事も言い切れません。また、糞尿、匂いなどの衛生面での問題も出てくるため、いつしか、避難所での生活から離れてしまう被災者もいらしたのは記憶に新しいはずです。

今や子供の数よりも、ペットの数の方が多いペット大国日本、同時に世界有数の自然災害大国でもあります。2016年全国犬猫飼育実態調査では犬:987万8千頭、猫:984万7千頭(※一般社団法人ペットフード協会)。

飼い主にとっては家族同然である一方、動物が苦手な人や動物アレルギーがある人などが、一度に集まる避難所生活において、動物を連れての避難は大きなトラブル要因になっています。

そこで東京犬猫日和では、小さな災害(停電時)から避難生活を継続しなければならない大災害になった時に備え、日常的に使う事もでき、初心者でも簡単に扱え、レジャーでも防災でも役立つ、最新アウトドアグッズで動物と訓練も兼ねながら、災害に備えるというシュミュレーションを行いました。

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非常事態の際、公共のルールとして守らなければならない「リードをつける」という余裕もないまま、自宅が倒壊するなど一刻を争う時に、抱えて逃げる、もしくは一緒に身一つで動物たちと一緒に屋外にでるということも想定が必要です。

どんなに家族である動物たちを一緒に連れて行きたくても、自宅が倒壊してしまったり、動物自身がパニックを起こしてしまえば、外へ飛び出て行ってしまうこともあるでしょう。これは誰も責めることができませんが、日頃から呼び戻しなどのしつけや感染症予防のためのワクチンを接種しておくこと、そして首には必ず義務である鑑札、狂犬病予防注射票、迷子札、マイクロチップなどは装着しておきましょう。これがあるだけで、迷子になった際、保護され返還される確率が高くなります。

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今回、大型犬を連れての避難シュミレーションに、アウトドア用品店myX(マイクスアウトドアグッズアドバイザーの協力を得て、準備を行いました。近年ではキャンピングカーも人気ですが、金銭的に誰もがすぐに用意ができるものではありません。しかし、アウトドアグッズであればレジャーでも使用でき、日常的に普段から車の中に積んでおくこともできますので利用範囲も広いのではないでしょうか。

▲今回用意していただいたキャリーカートも全てワンタッチで折りたたみができるもの。タイヤが大きくオフロード使用のため、荒れた地でもスムーズに運搬でき、荷物だけでなく、大型犬や歩けない老犬の運搬にも最適だそう。色々入っていますが、どれもコンパクトで軽い!

※NEUTRALOUTDOOR オフロードキャリアワゴン ¥19.440

▲こちらは今回使用するテント、電気、浄水器など。これでいざというとき、日常と変わらない生活空間を確保できるという。配給や救助を待つ間、数日しのぐことができるようにすることは大事。プライベート空間を保つことのできるテントは、東日本大震災の翌日、飛ぶように売れ、在庫がなくなった店舗が相次いだそうです。

※NEUTRALOUTDOOR バンブーテーブルL ¥9.720

▲今一番人気のあるリビングスペースと寝室がある2ルームタイプのテント。リビングスペースは蚊帳のようにも使えるので暑い季節でも快適に過ごすことができ、寝室は人間用、リビングスペースはペット用と分けて使うことができます。実際に大人二人で組み立ててみましたが15分ほどで完成しました。 ※テント:NEMO ワゴントップ4P LX (¥124.200税込)

▲テントの中にインナーテントがあり、奥は寝室に使用できます。手前の部分にドッグゲージを設置して、動物たちの居場所にしても。普通のキャンプではテーブルを置いたり、椅子を置いたりリビングに。こちらの犬はマスティフ系の保護犬ネルちゃん。ちょっとお顔が怖いですが、こうした大型犬も一緒に避難するとなると、周辺への配慮などもあり、心理的に集団避難は難しいかもしれません。駐車場1台程度のスペースがあればこのテントは設置できます。しかもこのテントは設営が簡単な上、コンパクトに収納できるので人気が高いのもうなずけます。

▲また、アウトドアだけではなく落雷による停電時などにも使えるLEDランプは携帯電話などの充電も可能な差込口がついている。

※左:UCO マドロナ ¥5.832(税込) 右:UCO シトゥカ ¥10.800

▲こちらは折りたたみ式キッチンカウンターと薄くコンパクトに収納できるガスタイプのツーバーナー。1つのガスカートリッジで2つの火口を使用できることで燃料を無駄なく使うことができます。

※NEUTRALOUTDOOR バンブーキッチンカウンター ¥19.440

キッチンツールも非常にコンパクト。こちらもライフラインが止まってしまった際、火おこしなども不要なので便利です。

※PRIMUS CFクックセットS ¥9.720(税込)重ねて収納できるステンレス鍋セット

※PRIMUS CFプレップセット ¥8.640(税込)クッキングツールがひとまとめになっている(ナイフ等)

※PRIMUS キリジャ ¥17.280(税込)薄くコンパクトに収納できるガスタイプのツーバーナー。

▲こちらは縦型のテント。シャワーフックやペーパーホルダーがついているので、被災時のシャワールームやトイレとして使用ができ、水は下に抜けていく素材なんだそう。

※NEMO ヘリオポリス ¥20.520(税込)縦型テント

▲フットポンプで圧力をかけて使用するポータブルシャワーシステム。足で踏みながら両手が使えるのは嬉しいですね。

※NEMO ヘリオLXプレッシャーシャワー ¥17.280(税込)

▲こちらは軽量・コンパクトで浄水速度も速い浄水器。雨水などを貯めておき、そこに黒いポンプ部分を差し込むと、タンクに浄水された水をためることができます。1分間に1L以上の浄水能力を持ち、シリカデプスのフィルターは、フィルターカートリッジをブラッシングするだけで、現場で簡単に浄水能力を回復できるそう。

※MSR マイクロフィルター ¥15.120(税込)

モデル:左:ネル(マスティフ、リッジバックミックス)中:メリー(バーニーズマウンテンドッグ)右:イブ(チョコラブ)

いま手持ちのアイテムに足りないものを加えたり、ご紹介させていただいた全てのものを揃えてもアウトドア用品店myX(マイクス)ではトータルで30万円に満たないというのですから、レジャーと防災機能を備えるならそこまで非現実的ではないのかもしれません。

熊本の震災でも、避難先でプライベート空間を保つことができず、長期間にわたり車中泊を選択した人が多かったのは記憶に新しいはず。苦渋の選択でペットを手放す決断をした人も少なくありませんでした。

「特別な避難訓練」ということではなく、普段から家族みんなで出かけたり、アウトドアライフを楽しみながら、家以外での環境に慣れ、社会性を身につけさせておくことで、いざという時のストレスが軽減されるかと思われます。

外に出ることで、足りないものは何か?ということや、家族の絆も再確認できるのではないでしょうか。

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また、震災が起きるたび、アウトドアグッズ店に駆け込む人が増えたのと同様、犬たちのためのグッズを求め、注文が相次いだのが、レトリバー用品専門の「アイアンバロン」。老犬を抱える人にとり、大型犬でさらに老犬との避難となると、いざというとき、動物たちを抱えて逃げるしかありません。

アイアンバロンでは犬を係留させるためのスパイラルステッキや大型犬用の寝たまま抱っこが出来る3WAY抱っこハニカムや、大型犬用の抱っこ紐(mont-bell)に相次いで問い合わせが来たと言います。アイアンバロンでも防災グッズへの対応は万全。アイバロ厳選防災専用ページもありますので、今一度、防災への備え、防災グッズの見直しをしてみてはいかがでしょうか?

自分の家族は「自分で守る!備える!」行政や助けばかりを頼りにしてはいけません。動物たちと暮らすことを選んだのは他でもない私たち自身。しっかり最後まで責任を持ちたいですね。

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東京犬猫日和

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取材協力.......................................................

■myX(マイクス)横浜(アウトドア用品店)

※マイクスでお買い物の際には「東京犬猫日和」を見たというと良いことがあるかもしれません!

http://www.goodmyx.com/index.html

神奈川県横浜市神奈川区栄町7-1myXビル

フリーダイヤル. 0120-019425

TEL. 045-459-2288

mail: web@goodmyx.com

■アイアンバロン(レトリバー専門生活雑貨ショップ)

http://www.retriever.org

東京都世田谷区駒沢5-19-10

03-5752-7117

火・水曜定休日

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