月間告発400件、日本国内で一体何が 〜どうぶつ・環境犯罪告発に迫る〜

日本国内では、数少ない「野生動植物種の保護、愛玩動物の保護、環境犯罪、動物犯罪の調査および警察や現地政府機関と連携した告発および摘発を行っている、国際NGO(Life Investigation Agency (LIA)(別名:「どうぶつ虐待Gメン」「環境犯罪摘発Gメン」)は、月間400件を超えるどうぶつ・環境犯罪への告発を行ったという。

(※LIA blogより「 大量の告発http://blog.livedoor.jp/liablog/archives/1865225.h...

日本国内だけで先月は400件の告発を行ったというのだから一体、何が起こっているのか、東京犬猫日和は代表のヤブキ氏にインタビューを行った。

「今年は今までにない告発件数だ」と話すLIAの代表ヤブキ氏。

LIA事務局には、ほぼ毎日、警察から告発状受理の電話がかかってくるという。

告発には膨大な資料、証拠の提出が必要だ。

そして受理する警察もまた、その書面全てに目を通し、事実確認を行い、実際に摘発までに至るには、大変な作業になる。

"嫌気がさすほどの事件数、犯人数....これが日本における環境犯罪やどうぶつ犯罪、ずっと放置されてきた現実。"

埼玉県内で摘発された「トラの敷物」販売業者。トラはワシントン条約で国際取引が禁止されている希少野生動物。日本での出来事。(写真提供:LIA)

▲埼玉県内で摘発されたオオカミの毛皮。こちらもワシントン条約で国際取引が禁止されている。(写真提供:LIA)

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告発する側、される側、それぞれの言い分はあるだろう。反発も当然のことながらある。

「生活のため」「商売のため」「家族のため」「自分のため」...

いかなる理由があるにせよ、いずれも人間の一方的な都合により、どうぶつの命を「生活の糧」「生活の一部」として生計を立てている者や、「動物虐待」を行いながら、普段は本当に普通に社会人生活を送っている人が、ある日突然「告発」でもされたら、命取りになるだろう。

その一部の人間の「私利私欲」「生活」のため「金」のために、声を上げることのできない「命あるもの」たちが、劣悪な環境下で飼育され、虐待を受け、その命を奪われているとしたら、言い訳は通用しない。

多くの告発は、元従業員や近隣住民からの通報だ

変な音がする、声がする、暴力行為を行っているのを見た、殺めていた、遺棄していた、資格もないのに動物に関わる販売業を行っていたなど、実際に近くで見たものしか知り得ないことは多い。

私、動物虐待していますよ」とアピールする人はいないだろう。

また、虐待を目にしても、近隣同士だったり、自分の職場だったり、所属する団体だったり....証拠が揃わないため、警察や行政に訴えても、なかなか踏み込んだ指導が行われないこともあり、最終的に「どこにどのようにして訴えたら良いのかわからない」という人が、LIAへ依頼してくることも多い。

訴えられた方は多くの場合「内部告発者」を目の敵にし、時には集団で嫌がらせなどの行為に及ぶこともある。告発者はそうした報復行為を恐れる。

発覚が遅れる1つの理由でもある。

「まさか あの人が....」

事件が起き、ニュースになり、報道される容疑者を見て、そう思うことも少なくない。

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どうぶつ虐待などを「告発」するにあたり、証拠集めとして、必要に応じ、LIAでは、「潜入調査」を行うことがある。

「現場」→「証拠集め」→「告発状や引き回し書を作成」→「各都道府県の警察署と連携」→「警察署長に捜査を依頼、摘発」

告発準備を行う作業は精神的に、とても過酷だと言う。

潜入調査中、特に、当日、現場に刑事を呼ぶ事がわかっている日は、朝から胃が痛くなるのだという。数ヶ月間一緒に談笑したり、どうぶつの世話をしたり、食事をしたりして過ごしてきた人を告発するのだ。

捜査令状を持った刑事が早朝、容疑者の自宅に来て、子供や妻など、家族がいる中で証拠品を押収したり、写真を撮られるのだから、けして楽しいものではない。

時に、反社会組織や暴力団と接触する場面もある。

しかし、

自分たちがやらないと、どうぶつ達は殺され続けたり、違法に売買され続けたり、生態系を破壊されたりし続けます。誰かがやらなければ変わらない。だから、やるしかないんです。

LIA代表ヤブキ氏はそう辛い胸の内を話した。

LIAのメンバーたちは、みな純菜食者(VEGAN)、そのため、特殊なNGO団体と思われがちである。しかし、犬や猫だけではなく、魚や虫や植物の保護活動も行う団体であるため、必然的にそういうメンバーが集まったという。

一連の告発までの作業は、時間と人手がかかるため、大変な労力が必要になる。寄付で成り立っているNGOの為、資金繰りも大変だという。

また、どうぶつ犯罪の証拠を抑えるため、どうぶつ達が虐げられる現場を確認しなければならず、ミイラ化したどうぶつや、白骨が散乱する現場や、血だまりが出来ているような壮絶な場面もあるため、苦しい葛藤の中で、日々活動していると言う。その場面に立ち会うLIAの調査員たちの心の負担は相当なものだ。

LIAの取り組みには「動物愛護法」の他にも、「鳥獣保護法」、「狂犬病予防法」、「外来生物法」、「化製場法」、「家畜伝染病予防法」、「獣医療法」、「獣医師法」、「環境保護法」「種の保存法」....多くの命に関わる問題がある。

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ニュースで、目に飛び込んでくる異常などうぶつ犯罪も増えた。日本国内での事件だ。

記憶に新しいのは(1)生きたまま猫をベランダで焼き殺した女性だ。猫の殺害風景動画を自らのSNSに投稿するという異常な行為。明らかな虐待であるにもかかわらず、逮捕までには時間がかかった。他にも、(2)子猫を地面に叩きつける男性、(3)劣悪な環境下で虐待した元ブリーダーの男性(4)河川敷に大量の動物の遺体を遺棄した男性が逮捕される...などこうした「異常」とも言える行為が、私たちが生活している中で平然と行われ、そして、事件として取り上げられる機会も増えてきた。

それらは「告発する人や通報する人」がいて、初めて世間に知らされるのだ。

様々な事件が起きているが、警察は"黙っていたら逮捕してくれる"わけではない。

通報があり、告発があり、はじめて行政や警察が動く。更にその行為を追求するには証拠が必要であるために、「逮捕」というのは、想像しているよりも、大変なのだ。

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【日本は、自然環境に対する意識や、人間以外の生物に対する意識が物凄く低い国】

「告発には、多くの方々の協力が必要だ。しかし、これがきっかけになり、人知れず虐待を受けているどうぶつ達や、違法に破壊されている自然の問題、無許可で販売され、野生動植物の密猟の温床になっている日本の現実が、ニュースや報道になる。警察も検察も環境省も裁判所も国民も、もっと真剣に、「どうぶつたち、自然環境の事」など、考えてもらえるきっかけになってほしいと願っている。

また、犯罪者であっても、その「犯罪部分」を見なければ、普通の人。

「そういう人たちを告発するのは心苦しい。だからこそ、どうぶつを殺害したり、日本の豊かな自然を破壊したりしないでほしい」

遠く未来の地球の在り方をも意識して活動を続けるヤブキ氏は

「生きものたちや、自然に優しい人間社会の構築は、人間にも優しい社会である筈です。

当たり前の世の中にしたい、そういう世の中にするために、告発を行っている」

と強く訴えた。

もし、あなたが動物虐待を目撃したら....


▲【実録!犯罪列島2015冬 チワワ密売男vs動物虐待Gメン】

※この事件は、LIAが3年間調査。調査開始から約半年後に、犯人を刑事告発。しかし、犯人は書類送検だけで終わり、犯人は、再犯を繰り返していたため、再びLIAに摘発され、現在は再捜査が進んでいる。

▲チワワ密売現場から、保護してきた子たちは、現在もLIAのどうぶつ保護施設で新しい飼い主さんを待っています。

▲※LIAが鳥獣保護法で22人を一斉に摘発し、密猟された野鳥360羽を保護した時のニュース

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NGO Life Investigation Agency (LIA)

※Life Investigation Agency (LIA)は2010年に設立され、自然環境、野生動物、愛頑動物、動物虐待に対する調査、告発、啓発運動を行う団体です。

情報提供は下記まで

MAIL :info@ngo-lia.org

TEL :090-1115-5988

WEB SITE:http://ngo-lia.org/

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<参考事件>

(1)2016/8/17 http://www.j-cast.com/2016/08/17275465.html

http://breaking-news.jp/2016/05/26/024444

(3)2016.1.20 http://www.sankei.com/affairs/news/160120/afr16012...

(4)2014.10.31 http://www.sankei.com/affairs/news/141031/afr14103...

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参照)※https://ja.wikipedia.org/wiki/告訴・告発

http://kokuso-legal.com/complaint/flow.html

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写真:https://pro.foto.ne.jp

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