韓国版「土用の丑」「BokNal(犬肉スープ祭)〜食について考える〜

韓国では現在も、イヌを食用として食べる習慣があるのは、ニュースなどで報じられている通り。毎年、250万匹~300万匹のイヌが食用として殺されているそうです。

7月~8月にかけて、韓国には「伏日(ポンナル)」といって、暑気払い&滋養強壮を目的に犬肉をたらふく食べるという「BokNal(ボクナル=犬肉スープ祭)」が催され、これは日本でいうところの「土用の丑の日」だと言います。

▲日本で人気のうなぎもお国変われば奇妙な料理に見えるのかもしれません。

この土用の丑の日、うなぎを食するということも、実は、栄養価の高いものを食することが当たり前になった現代において栄養不足が原因で夏バテになることは考えにくく、夏バテ防止のためにうなぎを食べるという行為は医学的根拠に乏しいとされ、効果があまりないとされているそうです。(参考※https://ja.wikipedia.org/wiki/土用の丑の日

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2016年韓国での初伏は7月17日、中伏が7月27日、末伏が8月16日となります。

そこで年間の犬肉消費量の60%~80%、つまり100万匹以上が、みんなのスープになるため殺されてしまいます。

韓国には「ポンナル・ケ・ペドゥッ(伏日に犬を殴るように)」という"ことわざ"があり、

これは伏日に伝統的に犬を料理するために棒で殴って捕まえる風習からきたことわざで、

一般的に「激しく人を殴る」ことを指します。

棒で殴るのは肉質が柔らかくなっておいしくなるという俗説のため。

実際にはそんなことはないそうです。ただただ、その俗説のために、非常に残虐な方法で犬がスープにされるというのは、愛犬家にとって、想像を絶する何とも苦しいものです。

東京犬猫日和では以前、

1)「韓国の食肉処理工場から救出されたゴールデンレトリバー

2)「韓国の食用犬、ペットとして新生活を....犬食肉農場に資金提供、転業促す

という2つの記事を取り上げました。

韓国や中国での、犬や猫食が非難されている理由としては、多くがこの「根拠のない残酷な方法での屠殺方法」「劣悪な環境下での飼育」にあるようです。

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今から約600年前の朝鮮時代でも、暑さを避けるため、民間では、伏日の暑さに負けないよう、参鶏湯(サムゲタン)や補身湯(ポシンタン)など栄養のつくものを食べる習慣ができたそうです。

▲日本でも人気の高い参鶏湯。

参鶏湯と同様、伏日のもう一つの代表料理が、犬肉を用いた補身湯(ポシンタン)で、現在、世界中で非難を浴びてるものです。

▲ソウル市内の飲食店で提供される犬鍋

「補身湯」は、においや食感が独特なことから、実際には、韓国人の中でも犬肉に抵抗のある人は多く、一度も食べたことがないという人も少なくないそうです。

韓国国内で食肉専用に改良された犬種であるヌロンイヌロンイとは、別名コリアン・エディブル・ドッグKorean Edible Dogとよばれ、現在も多くが食用として飼育されており、犬食の是非を問う論議の中心となっており、韓国では黄色い雑種犬を意味するそうです。

(※韓国の法制度では、犬は「家畜」として扱われておらず、犬肉の流通・販売は違法でも適法でもない不明瞭な状態となっている。)

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ここで毎度、世界中で食文化論争が起きます。

....食文化に関しては、日本でもそうですし、どの国でも、どの命、動物にも共通して言えること.....

これを、頭の片隅に入れておいてください。

「食」に関しては宗教上、その土地の環境、文化、歴史、様々なことが複雑に関わってきます。

屠殺や調理過程を知らなければ、どんな料理も「美味しそう!体に良さそう!」という人は多いはずです。

しかし、その屠殺方法を知ってしまえば、この世界中から非難を浴びている「補身湯」のように、ある1つの動物に対して、酷く拒絶反応を起こす人も多いのです。

本当は犬、猫だけではなく、世界中で食用とされている多くの牛や豚、羊、馬、鳥、魚も同じように命であることには変わらないはずなのですが....

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【韓国の“犬喰い文化”の撲滅をめざす団体

韓国の“犬喰い文化”の撲滅をめざし、約5年前から世界的な活動を続けるボランティア団体

http://koreandogs.org/ (コリアン・ドッグス・オーガニゼーション)」があります。

この団体は米カリフォルニア州サンノゼに本部を置き、米国人を中心に世界に約4万人のメンバーがいる有力団体です。 

犬喰い文化”撲滅のための署名運動を各地で立ち上げているほか、各国の韓国大使館に対し、定期的に抗議活動を開催、大都市圏でのデモ活動、韓国の各都市と姉妹都市提携を結んでいる海外の都市の首長に協力を要請するといった""草の根かつ多角的な活動""を行っているそうです。

今年の2月から韓国のソウルとインチョン市内を走る路線バス15台に、檻に入れられた犬の写真とともに「犬は犬、食べ物ではありません!」と書かれた意見広告を掲載。

韓国全土での犬肉産業の廃止をめざす考えだということです。

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【世代交代する考え】

韓国でもペットブームで犬や猫を可愛がる若い世代が増えており、世代間で「犬肉に対する認識」が大きく変化しているといいます。その大きな原因はやはり、残虐な屠殺方法にもあるようです。

また、犬肉産業だけでなく、ネコを食用と見なし、虐待したり殺したりする文化や産業の撲滅も訴えられています。

ネコの場合は、生きたまま巨大な圧力鍋のようなものに入れて煮込み、スープにするという残酷な工程があるそうです。

しかもそれは、「リウマチに効く漢方薬」として珍重され『ネコエキス』として瓶詰めされ、普通に市場で売られています。

しかも、リウマチに効くというのは単なる言い伝えで、医学的な根拠は示されてはいないとのこと。

韓国の日刊紙、中央日報(3月21日付電子版)で報じられたものですが

""韓国の釜山北警察署がこの日、動物保護法違反の容疑で54歳の男を逮捕、男は2014年2月から15年3月に、釜山の住宅街や慶尚南道で鶏肉などのエサをつけた罠をしかけ、野良猫を捕獲。

慶尚南道の金海で食用にするため殺した疑いで逮捕されました。警察発表によると、男は猫を殺すため、生きたまま約2分間熱湯でゆで、毛皮と内臓を取り除いてから一旦、冷凍し「健康食品センター」に1匹あたり1万5000ウォン(約14ドル=約1400円)で売りさばいたといい、警察の調べに対し「およそ600匹の野良猫を捕らえて、売った」と供述しました。""

このことからわかるように、最近では、韓国においても「動物愛護方違反」で逮捕されることが「ある」ということです。

韓国では、2008年に続いて2011年6月に動物保護法が改正され、国会本会議を通過し、施行は2012年2月5日です。この改正では、新たに「動物福祉畜産農場の認証に関する条文」などが追加されています。動物実験や畜産動物に関し、韓国では日本よりはるかに進んだ動物保護法が制定されました。

※韓国・改正動物保護法全文はこちら→:http://www.alive-net.net/law/kaigai/wlaw-korea.htm...

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【「犬肉は韓国の伝統食品!」韓国の農場主らが”犬食反対”カンファレンスに抗議=韓国ネット「そこまでして犬を食べたい?」「いっそ合法化して…」】

2016年8月5日、韓国・フォーカスニュースによると、韓国で食用犬の農場主らが「犬食反対」をテーマに開かれた国際カンファレンスに抗議し、会場に侵入しようとする騒動が起きました。

「犬食終息のためのカンファレンス」が開かれ、動物保護団体KARAKorea Animal Rights Advocates」は、

1)「慢性的な動物虐待の温床、犬食」

2)「犬食産業への国内外の対応活動」

3)「犬食産業終息に向けた代案模索」の3つの内容をテーマにカンファレンスを主催。

会場には約300人の聴衆と報道陣が集まった。

しかし、カンファレンスが始まる前、会場に大韓肉犬協会の会員である食用犬の農場主ら30人余りが押しかけ、「私たちもカンファレンスに参加する」と抗議し、騒ぎ立てた。農場主らは「犬肉は韓国の伝統食品」などと書かれたプラカードを掲げ、「動物保護団体のせいで食用肉の価格が50%以上下落した。このようなイベントが私たちの命を脅かしている」と主張した。

この報道に、韓国ネットユーザーはさまざまなコメントを寄せました。

「屠殺方法の問題の方が深刻ではないか?」

「そこまでして犬を食べたいの?」

「昔は食べる物がなかったから仕方なく食べていたけど、今の時代に家畜でもない犬を残忍な方法で殺してまで食べる必要がある?」

最近は犬肉を販売する店がどんどん減っている。人々の認識が正常になったということだ。こんな状況で食用犬農場を続けてもうまくいくはずがない」

「農場主らの顔を絶対に忘れない。来世では必ず犬に生まれてほしい」

「犬肉を食べるか食べないかは個人の自由。禁止することも食べろと強要することも間違っている」

「犬肉が体にいいということは事実。医者も手術を受ける患者に犬肉を勧めている。いっそ合法化して、屠殺から流通までしっかりと管理しよう」

「犬食の合法化は動物虐待の予防につながる。禁止するから非人道的な屠殺が行われる。動物保護団体は反省するべき」

「ペットを息子や娘と呼ぶ人の方が理解できない」

「犬肉を食べることには賛成。ただ、合法化すると国際社会から非難を浴び、多大な悪影響を受けることになる。犬肉を売る食堂はたくさんあるのだから、食べたければこっそり食べればいい」

情報元:recordchina:http://www.recordchina.co.jp/a146857.htm

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私たちは、溢れかえる食材から食べるものを「選べる」ようになりました。

肉食の野生動物が、他の生き物を狙って食べる時、必要以上には命を無駄にしません。

私たち人間はどうでしょう。

親子で、ご家族で、友人同士で、一度、「命」や「食」「食文化」「伝統」に関して、考え、話し合う機会をもってみてはいかがでしょうか。

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http://imagec.navi.com/…/SEO…/5000763/ded7bda092dfd5a5_S.jpg

犬食:https://ja.wikipedia.org/wiki/犬食文化

Konest:http://www.konest.com/contents/korean_life_detail....

ソウルナビ:http://www.seoulnavi.com/special/5002672

http://www.sankei.com/smp/west/news/160812/wst1608...

https://ja.wikipedia.org/wiki/サムゲタン

https://ja.wikipedia.org/wiki/三伏

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