ペットに対する感覚〜アメリカ〜

8640万頭の犬、7820万頭の猫が飼われているペット大国アメリカ。(※日本の2014年の飼育犬数は1034万頭、猫数は995万頭)

アメリカでも多くの人が、どこに行くにもペットを連れて行き、毎日同じベットで寝る、家族の一員として可愛がられているワンコが多い一方で、全米動物愛護協会American Society for the Prevention of Cruelty to Animals : ASPCAによると270万頭の犬が、悲しいことに毎年シェルターに送られ安楽死させられているそうです。

施設の空きがない等の理由で、多くの健康な犬猫が殺処分されており、愛護団体も「最終手段としての殺処分を容認している」という。

米国は皆様もご存知の通り、「州によって法律や規制が異なる」ため「アメリカでは」とひとくくりにできませんが言えませんが、例えば、日本人がよく訪れるハワイなどを取り上げてみます。

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【ハワイのペット事情】

年間を通して暖かく、1月の最低気温も20度を少し下回る程度のハワイ。高度の低いホノルルでは真夏の気温は30度ほどです。

南国のイメージが強いハワイですが、日本よりも湿度が低いため、気温が高くても快適に過ごすことが出来ますが、ペット連れの場合にはこまめな水分補給を心がけてあげなければなりません。

▲気温の高い中、シェルターからもらってきたという、チワワミックスの散歩をしていた人。できるだけ木陰を歩いているとのこと。

ハワイはアメリカ国内で唯一狂犬病の発症がない州とも言われています。

狂犬病・自然保護を目的とした厳しい検疫や島内への荷物持ち込み制限によって安全が保たれているのです。

ハワイ現地でペットを迎え入れたいと思った場合、アニマルシェルターやペットショップ、ブリーダーという選択肢があります。

ハワイではプロのブリーダーやアニマルシェルターから譲り受けるのが一般的で、ハワイアンヒューマンソサイエティに関しては、遺棄された健康的な動物たちに対し、「殺処分」はありません。

▲オアフ島にあるハワイアンヒューマンソサイエティ飼育放棄された動物たちが新しい家族を待っている。こちらのシェルターでは保護された様々な種類・年齢の犬猫をワクチン等を済ませた上で、譲渡しています。

また、ハワイではペットショップの店頭でブリーダー本人が子犬を販売するコーナーも人気になっているそうです。

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アメリカでは、飛行機の機内でも犬の姿を見ることができました。こちらは国内線、ユナイテッド航空内での写真。

▲ユナイテッド航空では機内にペット連れて行くことが可能で一人につき2匹まで一緒に機内に入ることができるそうです。機内で出会ったフレンチブルドック。

ユナイテッドカーゴはIPATAの会員となっており、ペットを安全かつ快適にフライトで輸送することを目的とした特別な動物輸送プログラムが導入されています。大型犬など、機内に持ち込めないペットに関しては細かい規制があります。ペットの猫、小型犬、うさぎ、ペットの鳥は、米国内のほとんどのフライトで機内持ち込みが可能。

大型犬など機内持ち込みができないペットに対しての規約の中で、ゲージに入れる上での前持った約束事も記載されています。

""旅行中のペットのストレスを和らげるためには、まず旅行前に使用するケージに慣れさせておくことが重要です。ケージはなるべく早めに購入しておきましょう。獣医師のお勧めの方法は、家の中でケージの扉を開けた状態にしておき、中におやつやお気に入りのグッズを入れておくというものです。そうすれば、ペットがケージに近づきやすくなり、様子をうかがいに中に入る可能性が高まります。フライト中にできるだけペットがリラックスした状態で過ごせるようにするには、中に入るケージに慣れさせておくことが極めて重要となります。""

家族同様にペットを、どこでも一緒に連れて歩きたい飼い主さんであれば、事前にペットに対しての配慮やトレーニングが必要だということを改めて肝に銘じて欲しいと思います。

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再び話はハワイに戻りますが、

アメリカでは犬を「Buddy(相棒)」と呼び、ハワイではビーチでの犬連れやドッグパークで遊んでいる姿もよく見られます。

日中、ビーチをお散歩している犬を見かけると、暑くないのかとても心配になります....

ハワイにあるスーパーマーケットHonolulu Whole Foods Market では、店内に犬連れのお客さんがたくさんいました。

▲こちらのチワワ×ジャックラッセルテリアの子はハワイアンヒューマンソサイエティから譲渡してもらってきた子だということ。犬連れの人の多くが、こうした保護犬を連れていました。

多くの食品を販売するスーパーに犬が。アレルギーの人や動物が苦手な人もいるとは思うのですが...こちらの店舗では自由に出入りしていました。

▲こちらのポメラニアンは、ペットショップで購入したとのこと。

こんな光景を目にしてしまうと、アメリカは「どこでも犬を連れて立ち入っていい」ように思ってしまいがちですが、ハワイでも動物の立ち入りを禁止している場所は多く存在します。

▲店外で待っている子の姿も。(※アメリカでも、こうした店外で待たせた子が連れ去られる事件もあるますのでどうか注意してほしいものです)

基本的に一般の店やレストランの中には、日本と同じように盲導犬以外の入店は禁止と言われておりますので、アメリカの飼い主さんも買い物の間は店の前に犬を繋いでおく姿も見受けられました。

犬に優しいというアメリカでも、大前提に「犬たちへのトレーニングが出来ていること」が必須です。

""他の人に対する配慮"" や ""地域のルール""をしっかり把握し、ペット自身へのストレスなども配慮して、人とペットが快適に共に過ごせることができると良いですね。

(1) How We Treat Pets in America
(2) 平成26年 全国犬猫飼育実態調査|全国犬猫飼育実態調査 主要指標まとめ|一般社団法人ペットフード協会
(3) Each year, approximately 2.7 million animals are euthanized (1.2 million dogs and 1.4 million cats) from Pet Statistics | ASPCA

(4)http://www.hawaii-fan.net/contents/life/pet.html

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